読書

日記

2021/7/30 海辺の大きな一軒家と都心の小さなマンションと

1泊2日で千葉の館山に行った。娘が海に行きたいと言っているから、が大義名分なものの、いちばん「海」を欲していたのは私だったと思う。好き好んで都会のど真ん中に住んでいるものの、時折自然が無性に恋しくなる。そしてできれば、「山」より「海」がいい...
日記

2021/7/24 不機嫌の可能性

オリンピック開会式を最後までみるのに子を付き合わせてしまい、翌朝、眠いのに無理やり起こし習い事に連れて行ったところ、ここ最近でいちばんイヤイヤを発動し、母、意気消沈。そして朝イチ予約するはずだったスーパーソニックというライブイベントのチケッ...
日記

2021/7/22 私が知っている「ホロコースト」のこと

1999年にフランスのボルドーの語学学校に1ヶ月通った。そこで仲良くなったドイツ人に「なぜ日本人は(同じ同盟として戦ったのに)戦争の罪悪感を持たずにいられるんだろうね」と言われてびっくりしたことを今でも時々思い出す。聞くとドイツでは学校で散...
読書・文学

「分かりたいのに分からない」を知る読書

読書を何のためにするか、というと、現実世界からの逃避であったり娯楽であったり、そして何よりも新しい知見や世界を得るため、といったところが大半だと思うのだけど、このたび、「分かりたいのに分からない」を知る、そんな読書体験があった。三木清の「人...
日記

2021/7/17 風化する本しない本

子の習い事で手こずった後、子連れランチするも、そこまでお薦めではないお店で気分はダウン~が、週末恒例になっているリンパマッサージで元気をやや取り戻す。むくみやすい性質というのもあるけど、定期的にリンパを流しているおかげでふくらはぎの形が昔よ...
読書・文学

秋尾沙戸子「ワシントンハイツ-GHQが東京に刻んだ戦後」/昔そこにあった凄まじい格差

ワシントンハイツ、という言葉を、恥ずかしながら、ついこの間初めて聞いた。今の代々木公園からNHK本社にかけてのあたり一帯は、戦後日本人が立ち入ることができない、フェンスで塞がれた、アメリカ人のための街だった。その街の名を「ワシントンハイツ」...
読書・文学

渡辺京二「逝きし世の面影」ジャレド・ダイヤモンド「昨日までの世界」/社会はいかに変わることができるか

「逝きし世の面影」は19世紀から20世紀初頭にかけて日本を訪れた外国人達が日本についてどのように言及しているか、の膨大な記録を著者が編纂し、考察した本だ。本編だけで577ページもあり、初めて手にした時、その分厚さと重さにびっくりだった。更に...
読書・文学

加藤周一「羊の歌」/「知の巨匠」が巨匠じゃなかった頃のこと

加藤周一さんの文章は、大学入試の過去問や模試でよく取り上げられるから、多くの人が、一度は目にしたことがあるように思う。たとえば「日本文学史序説」、たとえば「日本文化における時間と空間」、だからてっきり日本の文学や文化について長年研究していた...
読書・文学

ミラン・クンデラ「不滅」感想/私の中にもある「不滅」の話

読書の楽しみのひとつに「難解な本を読み切る」というのがある。たとえば言葉遣い、プロットの複雑さ、求められる前提知識の高さにより筋を追うことすら困難な本がある。そんな本に出会い、とっつきづらさに食らいつき、諦めずに最終ページにたどり着いた瞬間...
読書・文学

「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる」感想/恋をする前も、後も。

1977年生まれの私が10代の頃にいちばん読んだ本は山田詠美さんの「放課後の音符」という短編小説集で、その小説に出てくるような恋がしたくて、そのためにはどうすればいいか、を考えながら過ごした10代だった。林伸次さんの「恋はいつもなにげなく始...