2021-04

読書・文学

梨木香歩「春になったら苺を摘みに」/世界の善を信じられるたったひとつの方法

梨木香歩という作家を知ったのはつい最近のことで、一番最初は作者の「家守綺譚」という、これぞマジックリアリズム!という小説だった。それは屏風の中から死んだ親友がボートに乗って出てきたり、庭の池から河童が現れたりと、そんな摩訶不思議な、それでも...
考えごと・人生

彼をHeと言っただけなのに?

ここ最近でいちばんビックリしたことは、とある人生相談の回答について、「問題ない」と考えている人が私の想定以上に多かったことだ。「14歳の友達が避妊なしで19歳の男性とセックスをしている。私はちょっとおかしいのではないかと思う。ただ友達は家庭...
食・店

茶亭羽冨/幸せになる予習、復習

胸膨らませてたどり着いた東京、それは確かに北海道の田舎街と比べれば遥かに素敵な場所ではあった。ただ「素敵」だけで楽しかったのは、最初のほんの1か月。居るだけで満たされる興奮が落ち着いてくると、この街で素敵な思いをするにはお金が必要な事実にぶ...
読書・文学

DIE WITH ZERO 感想/「ことば」の力で世界の見え方が変わった話

時折本を読んでいると今までの自分の世界の見え方をすっかり変えてしまうような、そんな言葉に出会うことがある。私にとって、「DIE WITH ZERO」に出てくる「記憶の配当」という言葉がそれだった。「DIE WITH ZERO」の著者はトレー...
子育て

私が母になれた理由

「女性」といっても、子どもを産み、そして育てることを、人生においてなしえたいマイルストンにおく人とそうじゃない人とがいる。私は小さい頃から後者だった。私にとって子どもを産む、ということは、実母のような「母」になることだった。母はいわゆるバリ...
映画・ドラマ

映画「ノスタルジア」と「好きな人が好き」なもの

誰かのことを「好き」な延長で、その人が好きなものに興味を持ち、手に取ることがある。最近だとそれは、荒木陽子さん。彼女を知ってからというもののいつも頭の片隅に彼女がいて、時間があれば彼女のエッセイを読み返し、言及されているものを手にとってみる...
子育て

成長の記録(2歳10ヶ月)

先月はこちら。 身長体重保育園の測定記録をゲット!3月は92.9㎝/13.6kg。標準よりやや大きめらしい。言葉ベンチマークの質問「今日は保育園でなにしたの?」は会話のキャッチボールになりつつあるものの、そもそも記憶がないぽく、言われてああ...
映画・ドラマ

映画「パリのアメリカ人」と私が本当に好きなもの

最近自分の「好き」を深掘りする中で・私が本当に好きなもの・「好き」だと「好きな人たち」と話が合うものの2種類あるということに気が付いた。たとえば「エヴァンゲリオン」は後者。よく考えると友人たちとの「エヴァ」の話題についていきたいが故に嗜んで...