100年以上読まれた本

読書・文学

38/100 谷崎潤一郎「陰翳礼讃」/陰があるが故の光

新年に手に取る本、訪れる場所にはどうしても「縁起」を担ぎたくなる。2021年、執筆業を再開し、そしてメディアに出ても後悔しないように、綺麗になりたい私が手に取った本は、ノーベル文学賞候補に何度もあがった谷崎潤一郎の名エッセイ「陰翳礼讃」、ひ...
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37/100 金子みすゞ著「わたしと小鳥とすずと」/俗物な自分との邂逅

ここ最近で嬉しかったことといえば、半ば諦めていたクリスマス限定の香水の予約ができたこと。このnoteを書いた際は迷っている、と思ったのだけど、朝からミーティングが続いていた予約日当日、午前中最後のミーティングが終わるや否や一切迷わず店舗に電...
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36/100 マイケル・ドリス著「朝の少女」/理想と煩悩の狭間の夜

今冬になって、洋服をガンガン捨てている。気に入ったものだけを残す、と心に決めて、一度着てみてピンとこないものは思い切ってすべて捨てる。きっかけは去年、今までの自分にしては破格の値段のアクセサリーを手に入れたこと。それは本当に悩みに悩んで、た...
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35/100 ガルシア•マルケス著「百年の孤独」/Aesop以前、Aesop以後

Gotoトラベルの恩恵で西新宿のパークハイアットに泊まった時、アメニティとして置かれていたのがAesopだった。Aesopといえば、友人の誕生日プレゼントにしたり、引っ越し祝いにしたり、以前の私の中では、普段使いには高い、だから誰かのお祝い...
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34/100 ガルシア・マルケス著「ママ・グランデの葬儀」/建設は死闘、破壊は一瞬

順調に過ごせた8月9月から一転、今月は読書も映画鑑賞もヨガも書くのも滞っている。原因は色々あって、まずは最初の週末、初めてのGoto 都内ホテルステイをしたものの、読書したり書き物をしたりするはずの当初の計画はうまくいかず・・・その後Ama...
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33/100 田丸久美子著「シモネッタのデカメロン」/感性の変遷と惰性、そして心の痛みについて

妊娠する前の私は不倫・三角関係なんていうねじれた性愛を取材しては文字にしていて、ライター時代の名刺にも「得意分野:婚外恋愛」なんて書くほどだった。ところが子が産まれおかあさん歴が長くなるにつれ、そういった話にあまり興味が持てなくなった。イタ...
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32/100 村上春樹著「東京奇譚集」/とある日の偶然の一致について

ラ・ブランシュというフレンチのレストランに行った。この店を知ったのは、一時期定期的にごはんを食べにいっていたシェフ見習いのHさんが「東京でいちばん行くべき店」と断言していたからだ。その後今のパートナーと一度行って、「さすがHさんの薦めた店だ...
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31/100 リチャード・ブローティガン著「アメリカの鱒釣り」/赤いドレスの女は何を?

本を読んでいると、時々、思わぬところにたどり着く。きっかけは江國香織の「泣く大人」というエッセイを読んだことで、そこで紹介されていたリチャード・ブローティガンの「西瓜糖の日々」という本に興味を持ち手にとった。それは私が思っていたのと全然違う...
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30/100 メイソン・カリー著「天才たちの日課」/正の循環のはじめの一歩

8月はやろうと思っていたことが色々できて、本当に有意義な月だった。1ヶ月を振り返った時に「よくできた」と満足に思うのはとても久しぶりだった。今月は少しペースダウンしてしまったけれど、それでも2020年の前半に比べれば上々。やろうと思って取り...
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29/100 エイミー・E・ハーマン著「観察力を磨く名画読解」/ 自分を変える、ひとつの方法

10代の頃からふいにとられる写真が苦手だった。原因は猫背とO脚。意識すればきちんと立てるのだけど、その集中力は「写真撮ります」と声がけされてしばらくの間しか無理。ふいにうつりこんでしまった写真をみると落ち込むから、いつからかカメラを避けるよ...