コンテンツ会議

読書・文学

「東京タラレバ娘」/自分に寄り添うコンテンツほど心強いものはない(ネタバレあり)

東京タラレバ娘。が完結した。土壇場で理想の結婚相手であったはずの「早坂さん」を振り、8つも年下のモデル「KEY」をとった倫子。あんなに結婚を望んでいたのに、そしてそれは目の前にあったのに、自ら手放した倫子に共感できない人は多い。ただ私は、も...
読書・文学

Netflix「オクジャ」/肉を喰らふということ

「オクジャ」をみた。Netflixオリジナル配信の映像作品だ。無類の肉好きの私にとって、非常に考えさせられる作品だった。オクジャとは、ミジャという少女が飼っているスーパーピッグだ。育てやすいように遺伝子操作された、巨大な豚。何年か育てたら返...
読書・文学

「2本のサクソフォンとピアノによるトリオコンサート」/いつか音楽の世界にも。

先日、ピアニストの友人、鳥居大輔が出演するピアノトリオコンサートに行ってきた。ピアノトリオ、といえばクラシックの世界ではピアノ・ヴァイオリン・チェロ、が主流。ところが送られてきた案内には「2本のサクソフォンとピアノによるトリオコンサート」と...
読書・文学

たむらしげる「銀河の魚」「よるのおと」/年をとるのが素敵な理由

高校生の頃、私は物知りな大人になりたいと心から願っていて、その手段として本や映画を手当たり次第に消化する毎日を過ごしていた。具体的には本を月に20冊、映画は月に10本。残念ながらいまでは内容を覚えていないものがほとんどだ。あらすじを読んでも...
読書・文学

Sia( マディ・ジーグラー)「Greatest」/怒りや悲しみが美しさに変わる時

Cheat CodesというEDM系のアーティストにどはまりして、先週ずっと聞いていた。昔から何かを好きになると、集中してそれを知りたくなる。最近はいいなと思うとTwitterやYoutubeなどでエゴサーチをし、誰かの感想だったり、関連す...
読書・文学

「光のお父さん」/わかる人にだけ、わかればいい。

先週は今年一番の修羅場だった。昼の仕事もライターの仕事もコルクラボのタスクも溜めてしまって、何から手をつけてよいのか八方塞がりの心持ちだった。ところが現実逃避気味にみたNetflixで配信中の「光のお父さん」というドラマが素晴らしかった。 ...
読書・文学

映画「メッセージ」(ネタばれあり)/未来のために今を我慢しない生き方

先日旅行に行き、話題作「メッセージ」を機内でみた。SF小説の傑作といわれるテッド・チャンの短編「あなたの人生の物語」を実写化した作品だ。公開初日にFacebookで友人が絶賛していたのもあり、気にはなっていた。ただ私は、SFの世界観があまり...
考えごと・人生

Hurley Presents “Twelve”: A New Series From John John Florence/誰だって今より「先」の世界をみてみたい

去年末、パイプマスターズという大会で準優勝した日本人プロサーファー、五十嵐カノアに一目ぼれして以来、競技サーフィンにはまっている。日本ではまだまだマイナーではあるものの、2020年のオリンピック種目にも採用され、世界的にはかなり知名度が高い...
読書・文学

浅生 鴨「中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? 」/世の中は案外、綺麗事で出来ている。

今月のコルクラボの課題図書は元NHK広報の方の著書「中の人などいない:@NHK広報のツイートはなぜゆるい?」。 NHK広報局のTwitterアカウントは2017年5月現在、約170万を超えるフォロワーを獲得している。AKB48のさっしーこと...
読書・文学

ショーペンハウアー「読書について」/自分の言葉で話すということ

池上彰さんの講演会に出られた方が、池上彰さんが強く推薦していた本、と教えてくれたのが、このショーペンハウアーの「読書について」。連休中に一冊、ちょっとアカデミックな本を読もうと思って、手にとった。 まず冒頭の「いかに大量にかき集めても、自分...