読書・文学

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ミル「自由論」(1859)/SNSの使い方に関する19世紀からの提言

夜寝付けない時には難しそうな本を読む。今回読んだミル「自由論」もKindle Unlimitedで読めるラインアップの中で「眠くなるだろう」と思ってダウンロード。ところが冒頭からパンチラインの連続で逆に目が覚めた。Twitterで時折見かけ...
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プルースト「失われた時を求めて」(1913-1927)/紅茶とマドレーヌ、そのかわりのヴァイオリン

2022年の目標のひとつに世界でいちばん長い小説、プルーストの「失われた時を求めて」を読むというのがあって、2月の最初から少しづつ読み進めている。まだ全10巻の2巻の途中で、当初考えていたよりずっと遅いペースでしか読み進められず、年内に読み...
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ダーウィン「種の起源」(1859)/誰もが貴重な存在であるその理由

1月に読んだ本の中でダントツで良かったのが、ダーウィンの「種の起源」。ダーウィンの進化論を根拠に「この世界は弱肉強食であるから弱い者は滅びて当然」的な言説を目にすることがあるけれど、まったくの誤解で、むしろ「弱い者」が生きてこそ「人間」とい...
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ドストエフスキー「貧しき人々」(1864)/不相応な恋心に寛容である生きやすさの話

とあるラグジュアリーブランドのファンで、長持ちする小物やバッグは、なるべくそのブランドで買うことにしている。そのブランドの店舗に行く時はいつも私なりの最大限キチッとした身なりをして、足を踏み入れる。ところが先日は子を保育園に送った後にカフェ...
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世阿弥「風姿花伝」(1400)「花鏡」(1428)/この先の人生、ただただ向上進歩するのみ

2022、仕事初め。12月23日からほぼ会社PC開かず、だったので、頭に入っていたはずの曜日毎のなんとなくのスケジュールがしっくりこない。頭が働くようになるまでの作業として、12月のランチ代の請求書(弊社はランチ代の補助が出る)をひたすら社...
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ショーペンハウアー「読書について」(1819)/100年経っても読まれる本

2021年は180冊、本を読んだ。その中で読んでよかった本ベスト5を考えてみたところ、こんな感じとなった。ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」(1947)うたかたの日々 (光文社古典新訳文庫)夏目漱石「草枕」(1906)草枕 (岩波文庫)荒木...
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ヘミングウェイ「移動祝祭日」(1964)/本当のことを書くのはとても難しいという話

「老人と海」「誰がために鐘が鳴る」など数々の名作を書き、ノーベル文学賞まで受賞したアーネスト・ヘミングウェイ。彼は猟銃自殺をして亡くなっていて、そしてこの「移動祝祭日」は、そんな彼が生前、最後に手掛けていたエッセイだ。彼がまだ20代で無名で...
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ボリス•ヴィアン「うたかたの日々」(1947)/不幸にならずにすむ、たったひとつの方法の話

2021年に読んで良かった本ベスト10を考えている時、本当に?と自問自答したのがこの本だった。というのもバッドエンドな上に設定が突拍子もなく、人に薦めるのが憚られる。最愛な人の肺に睡蓮が咲いて死んでしまう話、というあらすじを聞いて、面食らわ...
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バチェラーに選ばれるより、ひとりでバーで飲める女

Amazon Prime で配信されている恋愛リアリティーショーのバチェラー&バチェロレッテシリーズ、私は好きでシリーズの最初からみている。ただこんなツイートをみかけて、ちょっと複雑な気分に。バチェラー見てるとほんっとに「相手の気持ちに寄り...
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ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(1880)/大人になって味わう達成感と、子ども時代に経験したい神聖な思い出の話

10代の頃から読みたい、と思っていたものの、なかなか手が出なかった「カラマーゾフの兄弟」を読み切った。ジェイムス・ジョイスの「ユリシーズ」を読み切った時の達成感もよかったけど、今回は大変苦手にしていたロシア文学を、だったので、感激もひとしお...