コラム

考えごと・人生

Hurley Presents “Twelve”: A New Series From John John Florence/誰だって今より「先」の世界をみてみたい

去年末、パイプマスターズという大会で準優勝した日本人プロサーファー、五十嵐カノアに一目ぼれして以来、競技サーフィンにはまっている。日本ではまだまだマイナーではあるものの、2020年のオリンピック種目にも採用され、世界的にはかなり知名度が高い...
読書・文学

ショーペンハウアー「読書について」/自分の言葉で話すということ

池上彰さんの講演会に出られた方が、池上彰さんが強く推薦していた本、と教えてくれたのが、このショーペンハウアーの「読書について」。連休中に一冊、ちょっとアカデミックな本を読もうと思って、手にとった。 まず冒頭の「いかに大量にかき集めても、自分...
読書・文学

池澤夏樹「夏の朝の成層圏」/小説を読む人の特権

先日参加している勉強会「コルクラボ」で読書会があった。第3回目の題材は小説。古典・エッセイが題材だったそれまでと比べて、参加者がとても少なかった。参加者が少ない分、深い話ができたのはよかった。ただ、小説を読む、ということが多くの人にとって、...
音楽

Owl City”Fireflies”/「過去」に無駄なんて何ひとつないこと

Owl Cityというアーティストがいる。カーリー・レイ・ジャプセンとコラボした"Good Times”はCM曲にもなったから、知っている人も多いんじゃないか。 彼の「過去」は決して順風満帆じゃない。小中高といじめにあった内気な青年。写真家...
読書・文学

岩井俊二「Love Letter」/「はじめて」は貴重だということ

先日、昨年の大ヒット映画「君の名は」のプロデューサー、川村元気さんのお話を聞く機会があり、そこでここ半年ずっと知りたかったことの答えが分かった。それは「川村元気はいつ、新海誠を知ったのか」ということ。というのも、私は「君の名は」の監督、新海...
読書・文学

田中圭一「うつヌケ」/もし今度うつの人に出会ったら。

機会があって「うつヌケ」をいただいた。「うつヌケ」とは、鬱病を患った人がどのようにその状態を抜けたかがまとめられた、ノンフィクションのコミックス本。筋肉少女帯の大槻ケンジや、作家の内田樹といった、著名人の「うつヌケ」についてもまとめられてい...
読書・文学

三浦大知「Everlasting Love 」/天才には、天才のすごさが分からない

前回のコルクラボの研究対象は「Showroom」という、主にアイドル志望の子がよく利用する動画配信サイトだった。このサービスについて、コルクラボ内では、賛否両輪。特に「天才」のクリエイターと直に触れたことがある人ほど、「Showroom」で...
考えごと・人生

サピエンス全史/「「まじめ」はダサい」からの卒業

小さい頃から本が好きだった。特に哲学や文化人類学的な観点で「人間とは何か」「何故人間だけが知性を手に入れたのか」について考えるキッカケをくれる本が好きだった。「人間とは何か」は古代ギリシャの時代から、それは多くの人が考え抜いてきたテーマ。な...
読書・文学

平野啓一郎「日蝕」「マチネの終わりに」/成長するということ

株式会社コルクが主宰する「コルクラボ」で「詩学」という本を皆で勉強するとことになった。その時に主宰者の佐渡島さんが「詩学の理解が深まる」と皆にレコメンドしてくれた本が、この平野啓一郎の、「マチネの終わりに」だった。平野啓一郎は私のトラウマだ...
考えごと・人生

マティスとルオー展/お涙頂戴は感動を増幅させるということⅡ

「ルオー」を「ルソー」と空目して、勘違いしたまま足を運んだ「マティスとルオー展」。「ルソー」は大好きな画家だけど、「ルオー」は特に好きな訳ではなかった。彼の黒い線どりが特徴的な作品は、印象には残るし個性があるとは思う。ただたまにちょっと似た...