人生を変えた一冊

読書・文学

加藤周一「羊の歌」/「知の巨匠」が巨匠じゃなかった頃のこと

加藤周一さんの文章は、大学入試の過去問や模試でよく取り上げられるから、多くの人が、一度は目にしたことがあるように思う。たとえば「日本文学史序説」、たとえば「日本文化における時間と空間」、だからてっきり日本の文学や文化について長年研究していた...
読書・文学

ミラン・クンデラ「不滅」感想/私の中にもある「不滅」の話

読書の楽しみのひとつに「難解な本を読み切る」というのがある。たとえば言葉遣い、プロットの複雑さ、求められる前提知識の高さにより筋を追うことすら困難な本がある。そんな本に出会い、とっつきづらさに食らいつき、諦めずに最終ページにたどり着いた瞬間...