フィッツジェラルド

考えごと・人生

花の終わったチューリップとそれからも続く人生の話

植物を育てることには、引越しのたびに興味が湧く。前の結婚で暮らした家でも、自分名義で買った初めてのマンションでも。が、残念ながら枯らしてしまうことが多く、そして子を産んでからはすっかりと諦めてしまっていた。再び育ててみようという気になったの...
読書・文学

関係の終焉は闇か光か/江國香織とフィッツジェラルドを読みながら考えた

最近江國香織のエッセイを立て続けに読んで好きだなあと感激し、今日は「号泣する準備はできていた」という小説を手に取った。かなり冷房が聞いたカフェでページを開き、読み進めるうちに更に体が冷えた気がした。そこに書かれているのは崩壊した、しかかって...
読書・文学

フィッツジェラルド「お坊ちゃん」感想/親しい人の死で解放されるということ(ネタバレあり)

フィッツジェラルドの短編『お坊ちゃん』を読んだ。裕福な家に生まれたアントンの、必ずしも幸福ではない人生を覗き見るような小説。そんな話の中で何よりも強烈だったのは、最愛の人があっけなく死んだことで、アントンの中の長い停滞がほどけ、新しい一歩を...
日記

2021/8/4 没落していく風景

いい記事を書いてバズりたい。そう思って試行錯誤していた頃に、ああなれたらいいなあと憧れていた人たちがいた。そして当時、眩しかった人たちを2021年現在、ふいに見かけるとき、とても複雑な気分になる。その頃私はライター向けのイベントに時折顔を出...