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makicoo — essays 2017–2026

ケンティーこと中島健人を推す理由

2025-12-05 / 推し活・エンタメ / アイドル・推し活・中島健人・ケンティー

もともとアイドルを推すタイプではなかった。
強いて言えば中学生の頃にSMAPの香取くんが好きだったくらいで、聴く音楽もジャズ、パンク、ヒップホップ、R&B──ほとんどが洋楽だった。

ただ、友人にハロプロファンがいて、付き添いで何度かコンサートに行ったことがあり、フェスでもK-POPアイドルのステージを何度か見たことがある。盛り上がりは圧倒的で、ファンでなくても楽しい。ただファンだったらもっともっと楽しそうだった。だから 「私も誰かにハマりたい」と心のどこかでずっと思っていた。

そんな私が、去年アイドルにハマった。
正確には、元アイドルの栗田恵くんに。

オーディション番組に元アイドルとして登場した彼を見て、一瞬で心を奪われた。彼は番組では早い段階で脱落してしまったのだけど、諦めきれず、せめてと彼の過去の活動を追いかけ続けた。2009年に旧ジャニーズ事務所に入所し、ジャニーズJr.として数年間、様々な番組や雑誌に出ていた。その痕跡をひとつずつ辿りながら、ますます彼の魅力に惹かれ、当時だったら現場での推し活ができたのに、と歯痒く思った。

それから1年弱、ケンティーこと中島健人が福岡のフェスに初出演したときの目撃コメントを複数見かけて一気に興味を惹かれた。

ちょうど栗田恵くんの“タイムスリップ推し活”に区切りがついていた。彼のダンスは今でも魅力的に思うけど、もう踊る予定はないらしい。過去の動画も雑誌もほとんど見尽くし、推し続けるには供給が足りなかった。

そこに現れたのがケンティーだった。

Sexy Zoneがデビューした当初、栗田くんがバックで踊っていたこともあり、彼が映っている動画を繰り返し見ているうちに、自然とケンティーへの愛着も生まれていた。

そんな時、JAPAN JAMにケンティーが出演すると知った。同日に好きなバンドも出る。行くことにし、幸運にも前方の席が当たった。そこで初めて“リアルなケンティー”を目撃することになる。

その時は圧倒的なアイドル力に、完全に魅了された。

前から5列目だったので肉眼でも見られるのに、モニターに映る彼が美しすぎて、どちらを見ればいいのかわからないくらいだった。
また踊りっぱなし、歌いっぱなし。MCでは過呼吸になりそうなほどゼイゼイ言っているのに、どこか優雅。最終的にステージ後方までぎっしり埋まった観客に「ラブケンティー!」と叫ばせ、華麗に去っていった。

──これがアイドルか、と感動した。

その勢いでファンクラブに入り、彼の活動を日常的に追うようになった。

ファンになってはじめて、Sexy Zone から離れるときに、彼がかなり叩かれていたことを知った。またYouTubeの数字やCDの売上を見ても、グループ活動している方がの方が目立つよなあとなんだか歯痒かった。
Hey!Say!JUMPの山田くんやSixTONESの京本くんみたいに、グループに所属しながらソロをやる道もあったのでは?と考えることもあった。

でも──最近のケンティーの活躍ですべて吹き飛んだ。

この2週間で彼が発表した仕事量は異常だった。

Vtuberとのコラボ

NHK連ドラ主演

ホールツアー発表

FNS歌謡祭でのコラボ出演

冬季オリンピックのテーマソング

『ちるらん』の人斬り以蔵役

これだけの大仕事を同時期に進められるのか、と、業界と職種は違えど、職業人として尊敬せずにはいられなかった。

何より眩しいのは、ここに至るまでの彼の軌跡だ。スタートはゼロどころか、むしろ“マイナス”だったように思う。その状況から2年でここまでの仕事を勝ち取るには、どれほどの努力と忍耐が必要だったのだろう。

今日、会社でかなりモヤモヤすることがあった。
でも帰り道でケンティーのここ2年を思い出し、腐らずに前だけ向いていれば、いつかきっと良い未来が開けると信じられた。

今の私にとってケンティーのいちばんの魅力は、美しさでも完璧なパフォーマンスでもない。
叩かれても腐らず、前を向き続けた、その強さなのだと思う。

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