2021/7/11 肉•肉•肉、そして三木清さんのこと
日本の月曜日はアメリカが日曜のため、私が働くような米系外資はミーティングが少ない。だから休みをとるなら月曜だし、ちょっとゆとりをもって仕事をするのも月曜。この日は午前中、仕事の合間に大量の肉と魚を低温調理しながらの業務。

・豚肉の塊
・鶏ムネ肉×2パック
・鶏モモ肉×2パック
・牛サーロイン肉
・刺身用サーモン
ジップロックに入れて下味をつけて、少し冷蔵庫で休ませてから低温調理などすると職人の気分で楽しく、ワークフロムホームはやっぱりいいもんだなあと思う。ちなみに刺身用サーモンの低温調理は一度冷やしてから食べないとダメなようで手間をかけた割にイマイチだった。今度リベンジしたい。。
「私のフランス手帖」という本と並行して読んでいるのが三木清さんの「人生論ノート」。これがここ最近読んだ中で一番難しい本で、読み進めてはいるものの、全然頭に入ってこない。ただ書いてあることは恐らくとても大事なことで、切に理解したいと思っている。
三木清さんの人生は壮絶だ。戦時中、とある人の逃走を手伝った罪で逮捕され、戦争が終わっても釈放されず、最後は「疥癬」という調べただけで体が凄まじくかゆくなる病気に苦しみ獄中死。この方の死をキッカケに、アメリカ軍は他にもこんな理不尽な捕えられ方をされている人がいないかを確認するキッカケになったそう。(※1)
読みこなせている訳ではないけれど、すごく才能あふれる人だったことが伝わってくる。47歳という若さで亡くなられてしまったことを当時の知識人達はたいそう無念に思っていて、その気持ちが何だか分かる気がする。
皮肉なのは、三木清さんが匿った相手は長生きしたことだ。そんなことって、とその歴史にふれて憤りを感じた。匿った相手は、釈放後は三木清さんの所に逃げたことを多くの知識人から責められ、本人も罪の意識に苛まれたという。
「人生論ノート」を読むと、私は言葉をすごく雑に使っているし、思考が浅いなあということを痛感する。逆にこの本がもっとスラスラ読めるようになったら、自分が賢くなった実感が沸くんじゃないかとも思う。まずは読み切って、せめて一か所くらいはちゃんと引用できるレベルで理解できたらいいんだけど。
さてさて何に向かって読書しているのか、というと、ゆくゆくは本と映画の解説をきちんと書けるようになり、仕事として読書と映画鑑賞ができるようになるといいなと思っている。ただしそれは以前たまにやった、自分自身が大して興味のないことを興味あるそぶりをして文に表すのではなく、本当に興味のあるものだけを。
そこにたどり着くまでの道のりはたいそう険しいのは承知しているものの、今、少しづつでもその道を進んでいる実感があってそれはとても楽しい。目指す山が明確だと後は上るだけなのだ。
※1
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9971647_po_523-4.pdf?contentNo=1&alternativeNo=