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4/100 森遥子著「非常識の美学」/私たち女は、誰でもそれぞれに花

2020-05-10 / 読書・文学 / 日記・読書・コンテンツ会議・5分の習慣・森遥子

厳しめのキリスト教の家庭で育った。外面より内面を美しく、が信条で、外面を取り繕うことに労力をはらうのは好ましくないという価値観。

そんなちょっとした呪いから開放されはじめたのは36で離婚してからだ。小綺麗にしなければ新しい出会いもままならない、と、最初は強迫観念からだったのだけれど、だんだんとそれが楽しくなった。

更に思いがけず妊娠をし、お腹の子が女の子と分かってからは、お母さんが小綺麗にしてないと娘が肩身狭い思いをするからな、という大義名分ができた。

そこからずいぶんと気前よく外面にお金をかけるようになった。今回の自粛生活でも美容院やらネイルやらエステや買い物に行けないのがストレスで、自分に手をかけるのがずいぶん当たり前になったんだと苦笑した。

森遥子のエッセイ「非常識の美学」にこんな一説がある。

どんな美しい花だって、放っておいたら枯れてしまう。水をやり肥料をやり、慈しみ育てれば、それなりの効果もあり、長持ちもする。そして私たち女は、誰でもそれぞれに花なのである。
森遥子著「非常識の美学」

10代の頃、この一説に触れた時は特に気にもとめてなかったけど、今はとても心に染み入る。ずいぶんと大人になってから森遥子とシンクロする、そんな心持ち。


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